石油に頼らない家づくり 続き

前回に続き“石油に頼らない”家づくりの事を書いていこうと思います。

現在、石油製品の価格高騰、在庫不足という状況が続く中、将来的な事や環境負荷を考えて、石油製品をなるべく使用しないという事は、本来、行政が働きかける事なのかもしれません。

しかし、日本では、以前からエネルギー政策含め石油などの使用量を減らすという事は、積極的に行われておりません。

理由はよく分かりませんが、何か不都合があるみたいですかね?

ただ、過去10年というスパンでみても、我々が使用しているエネルギー代金は確実に値上りしていますし、石油製品を含む物価も随分と値上がりしました。

これからの10年は、どうなるのか?と考えた時に値下がりしているとは思えませんし、今より更に値上りしているとしか思えません。

現代の暮らしの中で石油を一切使用しないという事は、現実的ではありませんが、使用量を減らすという事は、個人や企業の考え方次第で、ある程度は可能と考えます。

前回記載通り、住宅建築の場合は材料の見直しでもある程度の変化は出ますし、何より、あしづかホームが取組んでいるようなエコハウスであれば、その建物でのエネルギー使用量は大幅に削減できるので石油使用量も自ずと減ります。

 

多分、エネルギー使用量含め石油を多く使用する(している)お家と、あまり使用しないお家では、快適性という点でも、かなり大きな差があると思います。

エネルギーを多く使用するという事は、冷暖房を多く使用している事に直結しますので、断熱・気密性能(外皮性能)が足りていない建物であることが解ります。そういう建物では、冷暖房も弱い運転では、効きが悪く、ついつい強い運転をしてしまいがちです。

そうなると、先ずは不快な気流感があるのと、冬の場合は乾燥が進み、そのために加湿器を使用します。そして、その加湿によって、弱点である窓が結露して、色々と不快な事が起こるという訳です。

しかし、一方で、石油をあまり使用しない建物では、外皮性能が良いので、冷暖房を運転する際に弱い運転で十分に過ごしやすい室内環境となります。その場合、不快な気流感は無く、家中どこにいても一定の快適性を保ちます。また、冬場の窓結露問題も殆ど影響はありません。

 

後は、視覚的な要素としても、石油製品(塩ビタイル、ビニールクロス、既製フローリングなど)に囲まれた空間と、いわゆる自然素材(無垢板、紙クロス、土壁、水性塗料など)に囲まれた空間では、快適性が異なると思います。やっぱり、自然素材の方が見た目の落ち着きもでますし、長い目で見ても経年変化が楽しめますので、個人的には、随分と差があるようには思います。

 

このように、石油を出来るだけ使用しない家づくり(暮らし)は、環境負荷を減らすだけではなく、利用する人にとっても快適性においてメリットがあると考えております。

それは、石油を使用しなければしないほど快適性は増していくようにも思いますが如何でしょうか。

 

蘆塚

2026.5