ウソのない高気密・高断熱住宅に

前回は、記事情報の「高気密・高断熱住宅だから」について書いていたのですが、今の日本の状況はエンドユーザーの方々には気密性能・断熱性能の必要性がなんとなく伝わっている感じですが、あくまでも何となくな感じが否めません。

そんな中、昨日の国会で2025年から住宅の省エネ基準の義務化が決まりました。

その内容は、本当に今更感しかなく未だにこんな時代錯誤な感覚で政治を行っている国があるのか?という内容で毎度の事ですが何の期待も持てません。

2025年まで3年もあるのに、義務基準というものは断熱の省エネ等級4とよばれるものだけで先進国としては非常に恥ずかしい内容であります。(気密に関しては相変わらず基準なし)このような内容では、当然ですがエアコン1台ですごせる“快適な温熱環境”や大幅な“環境負荷低減”というものには程遠い訳であります。

しかし、そんな事は関係なくわけのわからない基準だけが一人歩きしていく我が国。一体、何がしたいのでしょうか。

こんな事では本当の快適性や省エネというものには繋がっていきませんからエンドユーザーの皆様はくれぐれも惑わされず「ウソのない高気密・高断熱住宅」というものを知って頂き、快適に生活できる住宅を手に入れて下さい。

一応、何らかの基準が出来たことで、その最低基準をクリアしただけの性能で、いかにも性能が良いと謳うビルダーも多々存在すると思われますので、自身で見極められるよう正しい知識を身につけて頂く事が重要になります。

先ずは、断熱性能(外皮・UA値)、気密性能(C値)といった基本的な用語の中身から理解して頂いて、次にそれに伴う建材や設備について何が良いのか?といった事を確認されると大体の事は分かるとは思いますが、より詳しくお知りになりたい方は、パッシブハウスジャパンや新住協といった断熱・気密に対して真面目に取組む団体の加盟ビルダーさんにご相談下さい。尚、あしづかホーム近隣の方は、遠慮なく、あしづかホームまでご相談ください。

蘆塚

2022.06