省エネ基準はどうなる?

住宅建設の際に未だ法的な省エネ基準が定められていない国、日本。

ようやく2025年には何らか基準が定まるようですが、おそらく内容は皆さんが満足できるようなものでは無いと思われます。

既に意識を持っているビルダーやエンドユーザー様は数多くおられ、省エネ化を進めている方たちにとっては正直なところどうでもいい基準になるとこでしょう。

世界的に目標値があるなかで、その目標が実現できない基準をつくってもあまり意味がないですかね。

では何故、日本はコロナ対応しかり、様々な制度づくりが下手なのでしょうか?制度をつくる能力が無いのでしょうか?私には、さっぱり分かりません。

今回の省エネ基準なんかは凄く簡単で、ざっくりいえば最終目標の2050年までに今までの建物よりもエネルギー使用量を50%にするだけの事です。

その方向に向いて建物の断熱・気密に対する技術力を上げたり、より良い材料を開発するなり努力をすれば直ぐに達成出来そうなことですが、何をモタモタしているのでしょうか?

いつものパターンで一部の既得権益者に忖度しているだけの事でしょうが、もういい加減このような国の発展を妨げる方針、若しくは国民の不利益につながる事はやめて頂きたいものですね。

今までも再三、国や地方自治体など行政機関がリードするべきであると書かせて頂いてはおりますが、日本の場合はもうそれは無理なんだと思いますので、ビルダーやエンドユーザー様の皆様が各々に正確な情報を持って取組むしか方法は無さそうですね。

少なくとも、あしづかホームでは独自の基準で今まで通り進めて行こうと思います。

これから新築を考えられるエンドユーザーの皆様には間違いのない基準を知って頂きたいので次回に、そのあたり書かせて頂きます。

蘆塚

2021.08