前回に引き続き気密に係わるお話しです。
建物の気密を確保するためには様々な部材が使われているのですが、何十年も使用することを考え長期的に劣化が少ないものを採用していかなければなりません。その中でもこの材料良いなと思うものをご紹介いたします。
先ずは、気密シート。これは、施工性もさることながら性能面も十分考慮してチョイスしたいですね。施工性では、下地が透けるかどうかで、結構、仕事のやり易さが変わります。できれば、透ける方がタッカーを留めやすく、又、断熱材の状態も分かって良いです。あと、シート自体に縦・横のラインや柄が入ったものの方が、目印になり真っすぐ貼りやすいです。
気密シートの性能とは主に調湿性能を有するかどうかを気にして使っております。日本よりもはるかに湿度が低いヨーロッパ諸国でも、当たり前に調湿性能を有するものを使っているので、日本ならば尚更そういう製品を使いたいです。


画像1枚は、マグイゾベール社が販売しているイゾベール・バリオ エクストラセーフ。上記の条件を満たしており非常に施工しやすいです。
画像2枚目は、ウルト社が販売しているウートップDB2。こちらも同条件を満たし非常に施工しやすいです。


次にシートを貼る際に欠かせない気密テープです。たかがテープと思って安易に選択すると後悔します。それぐらい、テープによって粘着性や耐久性が違います。ただし、良い製品は安価なものと比較すると数倍の金額がするので最初は必ずためらいます。しかし、一度良いものを使用すると、それでないと納得できなくなりますので先ずはお試しください。


私の一押しは、画像3枚目、マグイゾベール社のイゾベール・バリオ KB1になります。紙ベースでできており、強い粘着力で通常の製品とは比べ物にならないぐらい剥がれにくいので長期的に安心です。


最後は、窓周りの気密を確保する為の部材になりますが、意外と商品が少なめです。ただし、その中で画像4枚目のウルト社が販売しているVKPトリオがお勧めです。
窓周りに黒いテープ状のものを貼り付けます。それが時間の経過で膨らんで窓周りの隙間を埋める非常に面白い仕組みになっており、気密はもちろんですが、防水、断熱の性能も持ち、尚且つ調湿性もある優れものです。
以上、今回ご紹介した部材はヨーロッパのものばかりになってしまいましたが、日本で普通に流通しているものです。数年前には、なかなか入手できなかった海外の優れた製品が、今では安心して購入できるので、この業界も皆が努力し常に進化しているのだなと感心させられます。

蘆塚