気温と湿度がだいぶ下がるようになってきましたね。

これから少しずつ日を追うごとに更に下がっていくのでしょう。これからの時期は高気密高断熱のエコハウスが真価を発揮していく季節でもあります。そのエコハウスもスペック通りの快適性を得るには断熱・気密の施工において細部にも気を使いたいところです。

 

いくら、計算上は素晴らしい性能値がでていても実際の現場で正しい施工がなされていなければスペック通りの働きはしてくれません。断熱欠損や漏気箇所というのは、出来る限り無い方が良いので設計段階から、計画的に施工方法を確認していきます。

 

という事で、あしづかホームが施工の際に普段気を付けている部分を少しご紹介させて頂きます。

画像1枚目ですが、気密シートの中ではなくて、気密シートの外(正確には室内側)に電気配線のスイッチボックスが設置されているのが分かりますか?

一般的に多くの現場では、気密シートの中の位置で設置されているものですが、そうすると断熱材を欠き込んで設置しなければなりません。という事は、スイッチボックスやコンセントボックスの位置は全て断熱材が欠き込まれた欠損部分にあたります。同時にその全ての箇所での気密処理も必要となり漏気リスクも増えるわけです。又、将来的にコンセントの増設や移設という事が凄くやりづらくなりデメリットが多いと考えます。

そこを画像のように木の桟を打ち付けることによって、配線やスイッチボックス類を施工するスペースを生み出してくれます。あと、気密シートを桟で押さえる事にもなりますので気密を確保するためにも有効です。

次に画像2枚目です。これは、もう今や実践されているビルダーさんも多くなりましたが構造材の梁にはボルトが設置される箇所に座彫りという加工がなされて少しくぼみます。そこには、先ず熱伝導率が高い鉄のボルトが有るという事と、くぼんだ部分が欠損にあたることから熱橋(ヒートブリッジ)ととらえられます事から何らかの断熱処理を施した方が望ましいという事で、ウレタン断熱材で処理を行っております。

本来、ウレタン断熱材はあまり使用したくは無い考えではいるのですが、こういう所では使用量も少なくて使い勝手が良いかもしれません。

そして最後の画像3枚目になりますが、柱外側の耐力面材に施工された先行配管に対しての気密処理です。基本的に室内側での気密シートで気密は確保されておりますが、念のために耐力面材でも気密を確保します。

画像ではテープ系のもので処理しておりますが、シーリング剤やパッキン材を使用する場合もあり、長期的に気密を維持できるよう少しずつですがリスクを減らす作業を重ねていきます。

 

エンドユーザーの皆様が普段あまり見る機会がなく興味も薄いかも分かりませんが、この辺りに気を使うことで、お家としての出来が少し変わるかもしれませんので、知っておいても損はないかと思います。

 

蘆塚