前回の続きで、気密測定器について書かせて頂きます。

“新たな機械”を試す事ができたのは、つい最近でいつも通り断熱・気密の施工が出来た段階で行いました。

その機械は、「Dolphin2 Air」という機種で、通常よく見かける気密測定器よりも少し小型にはなりますが基本的な仕組は同じような感じに見えました。

ただし、コントローラに関しては変化がありデジタル感が強く出ており今風の操作ができます。

そして、早速測定を試みたのですが今までの測定器から比べると音が凄く静かで、始めは正常に動いていないと思いファンが回っているか確認したぐらいです。

今までの測定器の場合はファンが回りだしたら飛行機が飛ぶのかと思うほど派手な音がしますが、その感覚は全然異なります。

「今までとは全然違うな~」と立ち会っているメンバーと話していると、あっという間に測定が終了し結果が表示されました。

「えっ、もう終わりですか?」一度もエラーがなく順調に終了したのは数年経験していなかったので、少し戸惑いました。

結果表示は、今までの機械同様にコントローラのモニターに表示されるのですが、「Dolphin2 Air」ではC値が小数点第二位まででたり、差圧のグラフがでたりとより見やすくなっていて、大分、ユーザー目線で設計されていると思われます。

そして、機械として今までのものと比べた時に正確に確実に測定できるという点が非常にありがたいです。

今まで、あしづかホーム同様に気密測定にストレスを感じておられたビルダーさんは多々おられるはずですので、そういうビルダーさんには是非お勧めしたい機械です。

多分、一度使ってみないと、どれ位違いがあるかは分からないでしょうけど、私の感覚では“ガラケーからスマホ”いやいや“ポケベルから携帯”ぐらいの違いがあって結構インパクトを受けました。

 

今回、改めて思う事としまして、いかなる分野でも1社独占というのは進歩が非常に遅く発展性が無いのかなと...

しかし、それは周りの環境がそうさせているのもあります。これまでの日本の住宅造りに気密を確保するという概念がなく、気密測定器自体をあまり必要としてこなかった事によるものであり、政策や業界全体での問題なのかと考えます。

これから先は、更に断熱気密といったことに重きを置いて住宅を造るビルダーさんも増えていくはずですので、この気密測定機に限らず様々(ハード面、ソフト面)なコンテンツが、より進化し、もっともっと矛盾を感じない環境になっていくはずですし、又、私たちもそうしていく努力が必要になっていくのではないでしょうか。

 

蘆塚