2週間連続で、工事中建物の構造見学会をさせて頂きました。
“気密測定を行う理由を知る。”というエンドユーザー様にとっては、マニアックなテーマにも係わらず熱心な方々にお越しいただきました。
今まで、気密測定については、あまりここでは書かせて頂いておりませんでしたが、今回の構造見学会を経て、エンドユーザー様も結構興味を持たれているのだなと実感できました。
そこで、今回は“気密測定を行う理由”に少し触れていきます。


気密測定の最大の目的は、当然皆様ご存知かと思いますが、その建物の隙間の大きさを知るという事になります。そうです、俗に言う“C値”です。
C値は現場実測のみしか知る方法はありません。ですので、気密測定を行っていない建物で「C値大体なんぼです」という言葉はあり得ない話です。
現在、日本における建築基準で気密測定を行う義務や規定はございません。その理由が何故なのかは私にはよくわかりません。
しかし、建物の正確な性能を知るうえで必要不可欠な事であるのは間違いありません。
自動車を購入するとき、必ず性能の確認しますよね?エンジンの馬力だったり、燃費だったり、又、車種によっては、0-100km/hや最高速など...
なんで、車よりもはるかに高額かつ沢山の資源やエネルギーを使用する住宅には性能が示されないのか?疑問に思いません?ここをしっかり正していかない限り日本の温暖化対策やエネルギー問題は大きく進展しないと思います。


気密測定を行う事によって、結果が分かり、その結果が悪ければ是正を行い、良くなったか再度確認する。この行為、決して難しいとは思いませんが、大半の住宅会社は積極的に取組まないです。積極的に取組まない業界と政府、今や期待を持つ方が、おかしな事かもしれませんから、どうぞエンドユーザーの皆様は、ご自身で知識をつけて頂き正しい選択を心がけて下さい。
次回も、もう少し気密測定について書かせていただきますので宜しくお願いします。

蘆塚