前回に続き気密測定について書かせて頂きます。
まずは素朴な疑問で、タイトル通りですが気密測定はどのタイミングで行うのがベストなのか?
結論から申し上げますと、施工中の断熱、気密処理が終わった段階です。普段から気密測定をされている住宅会社さんなら当り前の事じゃないかと思われているかもしれませんが、慣れてない住宅会社さんは意外にも完成後のみ測定しているケースが結構あるように聞いております。


では、なぜ施工中なのか?答えは簡単で、完成してからでは是正が出来ないからです。
是正はあくまでも気密ラインで行わないと意味を成しません。完成した後に、壁や天井のクロスや塗り壁の上から隙間を埋める処理をしても無駄な作業になります。そのような事をしても気密は一向に改善されないです。
例えるなら、人間の皮膚を擦り傷し出血しました。その時、皮膚に直接バンソウコウを貼れば止血できますが、服の上からバンソウコウを貼っても止血できないです。それは、何枚重ねて貼っても結果は変わらないと思います。それと同じような事です。
ですので、施工者がいかに気密ラインを理解しているかが重要で、そこが理解できていない限り同じ失敗を繰り返し続けることになります。
気密ラインが分かっていれば自ずと測定時期や現場状態が判断しやすくなると思いますので、先ずは気密ラインの処理方法を検討する事が重要ポイントです。
現場状態については、これもちょくちょく耳にする“あるある”で、気密測定後の壁貫通はNGです。貫通部は必ず測定までに処理をしなくてはなりません。
せっかく測定をして良い結果が出たとしても、その後に壁に穴を開けていると、その開け方や処理の仕方次第では、気密が大きく落ちることも考えられます。これでは勿体ないです。
あとは、測定時に玄関ドアや窓の開閉部をテープでの目張り。これもNGです。


玄関ドア、窓の開口部は普段生活する上でテープの目張りなど行いませんから、そこの実際の隙間は気密性能のうえで重要になります。隙間のない良い製品と隙間の多い悪い製品、これもメーカーや種類で差がございますので、そのあたりの見極めもビルダーとしての役割なのかと思います。
以上、ご参考までによろしくお願いします。
2019年のあしづかホームの営業は本日までとなります。どうも一年間お付き合いいただきありがとうございました。今年は初めてお会いする方から、ここで書かせて頂いてる内容を参考にしていると度々言って頂く事があり嬉しく思うこともありました。来年もそういう機会が増えるよう努力してまいります。
それでは皆様、どうぞよいお年をお迎えください。

蘆塚