差別化という言葉がありますが、省エネ建築やエコハウスを建てる会社の場合は、それにあてはまるのでしょうか?まぁまぁな疑問です。
と、いいますのも、ここ数年、同業者さんや建材メーカーさんなどから「あしづかホームは差別化が出来てますね!」とか「やっぱり差別化で高性能しなあきませんね!」などという言葉を耳にします。
しかし、その言葉を聞くと私はがっかりしてしまうんです。
恐らく、普段からパッシブハウスを目指していたり、常にQ1住宅ばかりを建築している設計士さんや建築業者さんなら同じような想いをされているはずですが、心境は「別に差別化でやっている訳では無い」ということです。


世界の国々を見れば、省エネ建築やエコハウスは当たり前になっており日本が遅れているだけの話です。私からすると、むしろまだ取組んでいない人達がある意味“差別化”であって早くその差別化をやめてほしいと思います。
既に、省エネ建築やエコハウスに取組んでいる人達は、“何かの使命感”や“人としての義務”としてされているのではないですか。
ヨーロッパでは2000年代から既に建物の省エネ化に力を注ぎ、思想や技術が確立されており、ある意味日本はいくらでも真似できる状況です。なのに国として取組んでいないが故に損得(儲かる儲からない)だけの基準で実行されない人達が多すぎるように思います。
そろそろ“差別化の為にする”というずれた感覚では無く、“するのが当たり前”という感覚にしていきませんか。
パリ協定離脱を表明しているアメリカは国際的に非難を浴びる感じになると思いますが、実際には州や都市ごとに日本より全然進んだ温暖化対策をしているケースがあります。しかしパリ協定に加わっている日本は未だに国として何ら具体案を示しておりません。国が示さないのなら、せめて県や市レベルでも出来る事を早く進めて欲しいですね。

蘆塚