日本の住宅は寿命が短いといわれておりますが、皆さんご存知ですか?
あしづかホームのHPでもこのことは以前から触れておりますが、一説には平均寿命30年らしいです。これがどこまで信ぴょう性あるのかしれませんが、この言葉を真に受けると35歳で家を建てても65歳で、その家がダメになっているという事になります。
あくまでも平均データですので個体差は大きいとは思いたいですが...
一方でヨーロッパの住宅は平均寿命が70年、80年といわれており、その差は歴然です。
しかし、街中を見ていると大津市内や京都市内には戦前からの木造町家がまだまだ現役で使われているではないですか。という事は、日本の木造住宅でも築70年以上のものが普通に存在して更に寿命を延ばし続けているのです。
なのでヨーロッパとの比較も、もちろん必要かと思いますが、国内でも寿命が短い建物と長い建物が存在しますので、その違いを考えたいと思います。
以下、全くの私見ですので...
・住まい手の意識
全く同じ建て方をしても、住人の使い方やメンテナンス(頻度、方法)で結構な差が出てくると思われます。家だけに限らず家電や道具類でも同じような事ありませんか?
・使用する材料
日本で寿命が短いとされる建物は、高度成長期以降のものになるのでしょうか。丁度その頃は新建材と呼ばれる材料が流行りました。新建材とは、自然素材ではなく工場で加工を施された集成材やプラスチックが使用されたもので、どちらかといえば品質よりもコストパフォーマンスに重きを置いた材料になります。使用する環境によっては劣化が早く補修もし難い為に、ダメになると廃棄するという流れになりがちです。
戦前はそういう材料が無かったために自然素材をメンテナンスしていたものに関しては現在でも現役でいられるのかと思います。
・施工側の意識と知識
時代背景が大きく影響しての事ではあるのでしょうが、戦後は何も無いところからのスタートで、とにかく質よりも量の考えになり、どんどん建てられ、長きにわたり使用するものを造るという意識が低かったのだと思います。
それに加えて経済成長し地価が上がり建売住宅などは販売価格を抑える為の手段で、出来る限り建物コストを削って販売することになります。その慣習がいまだ残っているのが現在ではないですか。その意識で建てている以上は、ロングライフで建てるための知識を身に着けようとする発想は生まれないですよね。

以上、スクラップビルド文化ができた理由かなと思うのですが、皆さんどう思われますか。
次回は、その未来についてお話しさせて頂きます。

蘆塚