暑すぎる夏

8月に入りしばらく経ちますが、毎日ホントに暑いです。

実際に今年の7月は気象庁が統計を取り始めた1898年以降では、最も暑い7月ということで、全国の平均気温が例年より1.91℃高いそうです。

これは、日本に限った事ではなく、世界中で気温上昇があり、国連のグテーレス事務総長は「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰の時代(the era of global boiling)が来た」と言っているそうです。

それぐらい暑い夏ですが、果たして今後どのようになっていくのでしょうか?

これだけ暑さが厳しいと住まいの“暑さ対策”を本当に真面目に考えていかなければなりません。

この暑さの中でも、電気代がもったいないという理由で、エアコンをつけずに暑さを我慢し、熱中症になっている方もおられます。

そもそも、我慢するという考えは、もう通用しない気候になっていると思われますので、いかに少ないエネルギーで快適な室内環境が出来ていくのかを世の中の皆さんが理解し、実践していける仕組みを“行政や報道”は本気で発信して欲しいです。

ただ、いつ迄経っても、その肝心な発信する側が“トンチンカン”ですので、本当の問題はそこの改革からなのですが、地球温暖化以上に難しいことかもしれませんね。

ということで、これから新築をされる方は、もちろん、しっかりとした断熱性能・気密性能を持つ建物にされた方が良いですし、既存住宅におきましては、殆どの建物で断熱性能・気密性能が不足していると思われますので、その部分の強化をしていかなければ、“地球沸騰の時代”は乗り越えていけなくなります。

ただ、その断熱・気密の強化と申しましても、当然、費用がかかりますので、そういう所に行政サイドは、早く有効な補助金の制度を設けて欲しいです。

国内でも、一部のエリアでは、行政が積極的に動いているところもありますが、殆どのエリアで何もしておりません。

国が何もしないから、やらないでは無くて、都道府県レベルで出来る事は沢山あるように思いますので、もっと普段の暮らしに興味を持って活動して頂く事を願います。

蘆塚

2023.08