岡山でパッシブハウスを見学
8月はお盆休みがあったりで、あっという間に残りの日が少なくなりますね。
その今月ですが初旬ごろに岡山県倉敷市でパッシブハウスジャパンの勉強会がありました。勉強会の内容としては、新たに建築された認定予定物件を2棟見学できるという事で、私も参加させて頂きました。
見学した2棟は、それぞれ異なるビルダーさんが建築したものですが、2社ともパッシブハウスジャパンに入会されてから、まだ1年程度という非常にフレッシュな会社です。
数年前までならば入会してから間もないビルダーがパッシブハウスに挑戦するという事は、難易度が高く難しいのでは?という雰囲気もあったように思います。
しかし、パッシブハウスが少しずつ増えていく中で、設計や施工の技術も共有されたり、各エリアで経験者が出来てきて、新たに取り組む近隣のビルダーをサポートしたりと、初めての取り組みがし易くなったのも事実としてあると思います。
こういう体制は非常に良い事で、パッシブハウスが、今後、より認知されていく為には必要不可欠です。
さて、その2棟ですが、フレッシュな会社がチャレンジしたとは思えない出来栄えで非常に刺激を受ける事になりました。
先ず、1棟目は、親和建設さんの『GMZパッシブハウス』(PH認定申請予定)を見学させて頂きました。
見た目がモダンな印象の建物で、良い意味でパッシブハウスとしては、今までになかった雰囲気です。因みに、こちらの建物は全く予備知識なくお伺いしました。
私が建物を見学するときにデザイン以外で目が行くのは、どういう部材や設備が使用されているかという点です。
今回、非常に興味を引いたのは換気空調設備です。その機器については、恥ずかしながら今回拝見するまで知りませんでした。
その機器とは、リクシルが開発して販売している“エコエアFine”というもので、仕組みとしては、パッシブハウスに採用率が高い“ゼンダーコンフォーム”に近いものです。
解りやすくいいますと第1種換気システムとエアコンが1つのパッケージに納まった製品です。
製品情報を見ると、昨年発売されたばかりで、まだ使用しているビルダーも少ないのではないでしょうか?少なくとも、パッシブハウス認定を受ける建物で使用されるのは初めてです。
恐らくですが、私の知る限り国産メーカーとして、この種のシステムを発売したのも初めてかと思います。また、メーカーがリクシルという事に驚きですが、本来、こういう知名度の高いメーカーが率先して販売すべき製品でもあります。
国内の大手メーカーは、これまで、こういう高性能住宅向けの商品開発に対して非常に消極的でしたが、今回、リクシルが販売したことによって、他メーカーも追随してくると活気が出て盛り上がるんですけどね。
いずれにせよ、窓を初めてとして、高性能住宅に係わる部材や設備は、残念ながら未だ海外製に頼らないといけません。しかし、リクシルのような国産大手メーカーが本気で取組めば数年で情勢は変わると思いますので、日本の住宅設備市場を変えていって欲しいです。
次回は、もう1棟見学させて頂いたパッシブハウスに書かせて頂きますので引き続き宜しくお願い致します。
蘆塚
2025.08