夏の暑さ

7月も半分終わり、京都では祇園祭の時期になりました。

この時期は、毎年、蒸し暑さが増し夏本番を迎えるのですが、近年の夏の暑さは、もう昔とは違いますね。

その夏の暑さですが、年ごとの統計を確認すると、間違いなく気温は上がり続けています。

しかし、その暑さに対して、知らない間に少しずつ慣れてきていて、対策をとっているのも事実としてあると思います。

それは、生活スタイルや服装にも変化として表れています。先ず、私の身近なところですと、現場で仕事をされる職人さんたちは、暑い時期には空調服を着るのが当たり前となって、ほぼ全員着ていると言っていいぐらいに普及しています。

その空調服ですが、今まで職人さん以外で着ている人を見たことは無かったのですが、先日、遂に、主婦の方が着用されて買い物している姿を発見しました。最初ちょっと、ビックリしましたが、買い物に出かけるのも暑いですから、今後増えてくるのかもしれませんね。

あとは、ハンディ扇風機を持っている方も、ここ数年で随分増えたのではないでしょうか。なんとなくですが、若い女性層の方が持っている割合が多いのかなと思います。

ハンディ扇風機といえば、一つエピソードがございまして、数年前に弊社採用試験にこられた方が、ハンディ扇風機を片手に社屋に入ってこられて、そのまま面接する部屋まで風を受けて来られた事があります。さすがにその時は、色々な意味で時代を感じました(笑)

他には、日差しも昔から比べると強くなったと思われるのですが、最近では男性でも日よけ対策をされる方が増えてきて、日傘を持つ方も見かけるようになりました。また、日焼け止めクリームも塗る方も随分と多くなった印象です。

私が若い頃は、夏は肌を焼いてなんぼみたいなところはありましたが、今では考え方が変わってきましたね。

このように、10年前には未だ普及していなかったモノが、気付けば定着しているという事もあります。これからの10年は、一体、何が生まれて、何が無くなっていくのでしょうか。

人間は時代とともに少しずつ変化をしていかないといけません。その変化は進化となるのか衰えに繋がるかは、よく分かりませんが、出来る限り未来を見据えた判断をしていければと思います。

蘆塚

2025.07