住宅だけでは勿体ない高気密高断熱の技術

前回は、あしづかホームの社屋について書かせて頂きました。

その中で、商業施設こそ高性能することが良いという内容でしたが、では具体出来に電気代にあらわすとどのような感じなのかご紹介します。

今年(2020年)1月から4月の電気代ですが次のようになります。

1月(26,905円) 2月(25,797円) 3月(25,789円) 4月(25,063円) ※あしづかホーム社屋の場合です

この金額は、飲食店、雑貨店、事務所が入っている延床50坪の建物としては非常に安いと思いますが、如何でしょうか?

私の知る限り、知人が経営している店舗ではもっと規模が小さくて月の電気代が6万円から8万円なんていうお話しは結構あります。

住居とは異なり、冷暖房器具以外にも厨房機器、照明器具の数、PCの数など断然電気の負荷は大きいので当然高額にはなりがちなのですが、高気密高断熱化することによって冷暖房費を大幅に抑えることが出来る為、省エネの観点からみても間違いなく良いですし、何よりコストメリットが大きいです。

高気密高断熱化するイニシャルコストは上がりますが、多くの人が出入りし利用する商業施設は冷暖房の負荷が住宅よりも大きいと想定されますので光熱費での回収も規模が大きくなるほど早く出来ると思います。

しかし、現実問題として日本では、住宅以上に店舗の方がこういう建物に関しての意識が低く情報も全く入っていない事でしょうから、非常に勿体ない話です!!

以前、テレビで全国のイオンモールでの電気消費量が原発1基分と言っていたと思いますが(勘違いであればすみません)、それこそ、あのような大型店や百貨店等が取組んでいけば本当に大きな省エネにつながりますし、又、一般の皆様への認知も高まるので、行政にももっと真面目に活動して勧めていく努力をして欲しいところです。

又、今のようなコロナウイルス感染が問題となっているときに万が一、大きな地震や台風等の災害が起こったら、何処に避難するのか?という考えたくもない危険もありますので、避難所を分散する意味でも大きな商業施設は、その代わりが出来るようなつくりにしていく必要性も出てくると思います。

そういう時、もしも時期が寒い季節ですと、高気密高断熱化された建物であれば電力が一時的にストップしても数日は寒さもしのげますので、是非とも色々な方向性でリスク回避の方法、ルールをつくって頂きたいですね。

今回のコロナの件で、“普通ってありがたい”と身に染みて思いますので、その普通を維持する為には平常時の計画や準備が更に必要となっていく時代に入っているのですね。

蘆塚

2020.04