メンテナンスの季節 換気関連

前回、換気フィルターの掃除について書かせて頂きましたが、今回は関連する内容で室内排気口のメンテナンスについてです。

換気システムのメンテナンスは使用する機種によって多少異なりますが、根本的には同じ仕組みで、空気の流れに乗って付着した埃等の汚れでフィルターや配管が目詰まりをおこさないように、その汚れを除去する事が目的です。

フィルターや配管を詰まらせてしまうと、換気機能(給気含めて)が損なうのは当然ですが、機器自体にも負荷をかける事に繋がりますので、モーターの寿命を縮めてしまう可能性があります。

そうなると室内環境の悪化や余計な出費を招き良い事は一つもありません。その為、定期的なメンテナンスは欠かさず行う必要があります。

メンテナンスは換気システム本体には当然必要ですが、他にも必要な箇所がございますので、そのあたりを書かせて頂きます。

画像1枚目は室内排気口になります。一般的にダクト式の換気システムを使用する場合は第1種、第3種問わず同様の排気口が設置されます。この排気口は室内の汚れた空気を吸い込んでいる箇所ですので埃等も付着する事があり、その埃等を何年も放置していると“塵も積もれば山となる”という事で徐々に排気口の隙間を塞ぐことになってしまいます。

しかし、定期的に掃除していると汚れは殆ど無く排気口の隙間を塞ぐようなことはおこりません。

作業としましては、ハンドクリーナーで吸ったり布で拭き取ったりするだけなので、お家全体の排気口を掃除してもそれ程時間がかかるわけではありません。掃除する頻度も毎月とかする必要もなく半年に1回で十分ですのであしづかホームのコンセプトハウスの場合は換気システムのメンテナンス時併せて行うようにしております。

あと、第3種換気システムの場合は、画像2枚目のような壁面に自然給気口が設置されております。自然給気口は外部からの空気を取り込む箇所ですので汚れ方は立地条件によって異なりますが、いずれにしましても汚れやすい箇所に変わりございません。こちらに関しても掃除や交換といった作業が定期的に必要となりますので、第3種をお使いの方は、自然給気口のメンテナンスもお忘れなくお願いしたいです。

蘆塚

2021.10