エアコンが要らない季節
最近では10月に入っても夏日が続きますので、季節感というものがちょっと分からなくなってしまいます。
ただ、ようやく10月も半ばになりエアコン(冷房)を使用せずに、窓を開けて気持ち良く過ごせるようになりました。
このエアコンが要らない期間は年々減っている感じがしまして、秋は10月から11月ぐらいと、春は4月から5月ぐらいの合計3~4ヵ月でしょうか?
昔は、もう少し長かったと思いますので、昔から比べると同じ時期に着る服装も変わってきましたね。感覚的には1ヵ月ぐらいは季節がずれています。
このエアコン要らない時期のエコハウス(高気密高断熱住宅)の暮らし方については、まだ、暮らしたことが無い方からすると、結構、謎のようでして、窓の開閉等について勘違いされている方もおられます。
それはどういうことかと言いますと、エコハウス(高気密高断熱住宅)の場合は、“一年を通して窓を開けてはいけない”といった内容です。何故、そのような情報を持たれているのかよく分からないですが、新築を検討されている方からは、ちょくちょく耳にします。
しかし、実際には、そんなことは無くて、むしろこの時期は積極的に窓を開けて頂いて大丈夫です。
気密性能・断熱性能が良い建物の場合は、保温性が高いので、この時期(中間期)、エアコン(冷房)を運転していない時は、一般的な建物よりは暑く感じると思います。
それは、人や家電製品などからの発っする熱で室温は上がり、その熱を保温するからです。ただ、窓を開ける事によって、その熱を放出し、又、外気を室内に取り込むことで、室温調整ができますし、空気の入れ替えもできます。その辺りの考えは、いたって普通です。
熱交換型の換気システムを採用していても、室内外の温度差が少ないこの時期(中間期)は、熱交換しないので外気が窓から直接入っても、換気システムを通して入っても同じような事です。
個人的には、窓を開けた方が鳥の声が聞こえたりするので、エアコンが要らない季節は窓を開けることが多いですし、心地よく感じます。
蘆塚
2025.10



