あしづかホームの坪単価

前回からの話の流れで、今回は“あしづかホームの坪単価”という内容を書かせて頂きます。

あしづかホームでお家づくりされる場合は注文住宅になりまして、構造、デザイン、材料の何れも標準仕様というものがございませんので、お客様によって、それぞれ建物の仕様が異なります。

決まっている事としましては、性能の最低基準だけになります。

その最低基準をクリアして頂けるお家に関しましては、お客様のご予算に応じた仕様、断熱構成などをご提示させて頂き、又、お打合せを重ねたうえで内容の修正を加えていくようなスタイルであります。

逆に性能の最低基準をクリアできない建物(新築住宅)のご要望は金額の高い安いに係わらず一切お受けしていなくて、俗に言われる“なんちゃって高気密高断熱住宅”や“なんちゃってエコハウス”みたいなものは、造らないようにしており、あくまでも、本当に快適で環境負荷の少ない“本物”に拘り、その価値をご理解いただけるお客様に対してのみお仕事をお受けするかたちです。

その為、お見積りをさせて頂く場合も大手ハウスメーカーや分譲会社のようなビルダーさんとは形式が異なり、坪単価×面積みたいな感じではなく、項目ごとに明細書を出させて頂くようになります。

前回、書かせて頂いたように“坪単価”は非常にあいまいで、価格にどこまで何が含まれているのか分からない用語です。

私どもの会社でも最終的にかかった費用を面積で割って単価として例える事はございますが、メールやお電話のお問合せに対しての「坪単価いくらですか?」というお客様の質問には、誤解を招く可能性があるので安易にお答えしないようにしており、実際にお客様とお会いしたうえで、どういう仕様・スタイルをご希望なのか?という内容をお聞きし、ご予算の目安をお伝えするようにしています。

ただし、今回はせっかく、このようなタイトルで記事を書いているのと、これからご検討頂く方への参考としまして、ざっくりとしました目安だけはお伝えさせて頂きます。

内容は以下の通りです。

<延床35坪 新築2階建 あしづかホームのコンセプトハウス程度のスペックとして>

3300万円(税込)程度 坪単価換算94.2万円(税込)

※あしづかホームの近年実績の平均価格になります

※建物面積の大小によっても単価は異なります(面積の小さい方が単価は上がる傾向です)

※地盤改良工事、外構工事、太陽光発電工事、上下水道等引込工事などは含みません

※確認申請費用、構造計算費用、気密測定費用、地盤調査費用などの費用は含みますが、開発申請、農地転用等の市街化調整区域など地域によって必要となる費用は含みません

※登記費用や住宅ローン等の諸経費は含みません

※2022年5月までの価格であります

こういう形式で書こうとすると、ホントに表現が難しいですね。住宅を建てる条件は、地域での法規的な要素、敷地の形状、施主の要望などなど様々な条件が1軒ごとに異なりますので、坪単価表記には限界があります。何か業界として表記のルールを作ってもらいたいものです。

長年、この仕事をしている私でも、この簡単な目安を書く事に対して色々と表現方法を考えてしまいますし、ましてや、一般のお客様が家を建てるとなって数ヵ月ぐらいの期間で、価格や性能を理解してビルダーを決めるという事は大変であると改めて思いますが、これから新築される方は、どうか妥協せずに良いビルダーさんに巡り合って下さい。

又、あしづかホームの内容をもっと詳しくお知りになりたい方は遠慮なくご相談頂ければと思いますので宜しくお願い致します。

蘆塚

2022.05

DIY

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