湿気は大敵
梅雨らしい週末になりました。この時期は、湿度が高めなので気温がそれ程高く無くても、ジメっと蒸し暑いですね。
そのジメっとした状況は、湿気が多いとも表現されます。いずれも空気中に多くの水分を含んだ状態を指す言葉ですが、その湿気は建物にとっては大敵です。
では、具体的に何が大敵なのか?といいますと、それは壁体内結露と呼ばれるものです。壁体内結露の原因は、一般的に、中途半端な断熱と、気密処理の甘さであるといわれています。
ただ、断熱、気密の施工をしっかりと対策していても、新築時の初期含水(コンクリートや材木の水分)で起こるリスクもあり、各方面に、十分な対策しておくに越したことはありません。
それは、木造に限った話ではなくて、鉄骨やRCでも同じことがいえると思います。ここの認識を間違うと、建物に腐り、傷みが生じ耐久性の低下を招き、建物寿命に影響がでる可能性が高くなります。
その壁体内結露ですが、断熱強化、気密処理の徹底によってある程度のリスクを下げる事は出来ても、初期含水や僅かな漏気箇所から発生する湿気に対しては、通気層の徹底や、調湿気密シートの採用などで対策しなければなりません。
細かい話をすると窓周りの処理ひとつでも、リスクは変わると考えております。
そこで、あしづかホームでは、どういった製品を採用し、また、どういった施工を行っているかを少し紹介させて頂きます。
先ずは、画像1枚目の調湿気密シートです。こちらのシートは、あしづかホームの施工風景では、もう、お馴染みかと思いますが、イゾベールバリオという製品です。
本場、ヨーロッパで開発、製造された可変調湿性を持ちながら、しっかりと防湿もしてくれる非常に優れた機能を持ちます。また、半透明で伸縮性を持つ素材であるため、施工性にも優れています。
気密シートとしては、恐らくハイエンドのひとつになると思いますが、良い製品であっても、施工が悪いと製品のポテンシャルは発揮できませんので、施工には十分注意を払っています。
したがって、併せて使用する気密テープは、同ブランドのKB1という非常に粘着性が強く、テープ自体の強度が高いものを使用し、長期的に気密の確保を出来る製品を選んでいます。
次に、窓周りの処理についてですが、画像2枚目をご覧いただくと、窓周りには黒いパッキン材が見えると思います。
こちらは、ドイツ・ウルト社のVKPトリオという製品で、気密性、防水性、断熱性を持ちながら、更には、調湿性も兼ね備える万能な材料です。
窓周りの隙間は、些細な事に思われるかもしれませんが、完成すると壁の中に隠れてしまいます。実は、そういう部分こそ結露が起こっている箇所であり、しっかりと処理しておく必要があります。
次回も、今回の内容の続きを書かせて頂きますので、引き続きよろしくお願いいたします。
蘆塚
2026.6



