エコハウスを実感するシーズン
早いもので、今年も最終月となってしまいました。
このブログも今月から8年目に突入という事になります。もともと、文章を書くことが苦手なのと、色々な事を継続するのも苦手なので、正直なところ、これ程続いている自分にびっくりです。
続いている要因が何なのかはよく分かりませんが、今となっては、出来る限り続けていこうと思っています。
さて、今の時期、外は冬らしい寒さになってきて、エコハウス(高気密高断熱住宅)にお住まいの皆様は、一年間の中でもエコハウスの性能を実感しやすいシーズンではないでしょうか。
恐らく、日射取得の良い条件にお住いの場合は、まだエアコン(暖房)をつけていなお宅もあると思います。
あしづかホームのコンセプトハウスのように日射取得があまり良くない立地の場合は、エアコン(暖房)の運転を始められているはずですが、従来の日本の住宅とは異なり、ほんの少しの暖房で凄く快適になっているはずです。
毎年12月になると、一番エコハウスを実感できると個人的には思っています。
月の平均気温だけで考えると、12月よりも、1月、2月の方が低いのですが、秋から冬に変わった12月の上旬がなんとなく普通の家との違いを感じます。
理由としては、この時期特有の室内から外へ出た時の温度のギャップですかね。
季節の変わり目で体がまだ外部の温度変化に慣れていなかったり、寒さに対して服装を油断しているところがあって、玄関から外に出て、はじめて『寒かったんだ』と気付く感じが、そう思わせるのかもしれません。
それは裏を返せば、エコハウスの場合は室内が家中どこにいても温度変化が無く、快適である証とも言えます。
これまでの日本の家では、外気温と室温が連動していたので、室内にいても、ある意味、季節感がありました。本来、その風情はいりませんが...
今まで、室内でも季節感があることを当たり前として生活してきた人は、それが普通と捉えられていますが、一旦、エコハウスの生活を味わった人は、決して、それが普通であるとは言えなくなると思います。
外気温と同じように室温も10℃を下回るような暮らしは、絶対に嫌だと思いますし、最高にストレスを感じるようなるでしょう。
何か、最近は日本ってこういう事が多いと随所で感じるところがあり、もっともっと色々な事が早く見直されて欲しいと思います。
よく言われる日本の『失われた30年』。住宅もホンマにそんな感じです。
蘆塚
2025.12



