蝉の鳴き声
祇園祭(前祭)が終わって夏本番になるわけですが、毎年、この時期になると会社の庭の木に蝉がやってきて朝から大合唱が行われます。
個人的には、これが結構好きで、ちょっとした楽しみでもあります。
その蝉ですが、毎年観ていると少しずつ蝉の事が分かってきます。
先ず、蝉には好きなもの嫌いなものがあって、好きなものは樹液です。恐らく、木の種類も限られていると思われます。
会社の庭の場合ですと、アオダモが一番人気で、アオダモは2本ありますが、その中でも人気は分かれて、日当りの良い方に集中します。この日差しのきつい中、影になる方に行けばいいと思うのですが、日当たりが良い方が好きみたいです。
アオダモ以外では、ヤマボウシにもいます。ただし、それ以外のモミジ、ソヨゴ、ジュンベリーなどにはいることが殆どありません。樹液の味がダメなのか?そもそも樹液が出にくいのか?よく分かりませんが、とにかくアオダモが好きです。
次に嫌いなものですが、それは雨です。何故なら、蝉は羽が濡れると飛べないそうです。
蝉は幼虫として地中で何年も過ごしてから、成虫として地上に出て来てからの寿命は1~2週間といわれます。その地上にいる間に、求愛して繫殖を行うので、その行動を一番スムーズに行えるタイミングを地中にいる間、ずっと待ち続けていると思います。
その為、梅雨時期など雨が多く降る時期に地中から出てくると無駄な時間を過ごす事になるので、出来るだけ晴れの日が続く時期を望んでいるはずです。
したがって、雨に対するセンサーが非常に発達していると考えられます。今年の場合でも、7月16日と17日は結構な雨が降りまして、その雨が過ぎ去った18日から蝉がやってきました。
気象庁の発表では、近畿地方の梅雨明けは6月末でした。しかし、7月の大津市の天気は17日までに、8日間で雨が降っており、実質的に梅雨明けという感じもありません。
蝉にとって、この地上に出てくるタイミングを間違えるという事は、まさに死活問題であるため、私は気象庁の分析よりも蝉のセンサーを信じています。
又、蝉には、かなり正確なセンサーが備わっていると思えることが他にもあって、夕立など雨が降る時は、その数時間前には必ず姿を消します。どこに行っているのかまでは知りませんが、木から蝉の姿が消えた時は雨が降ると確信できます。
今回は、エコハウスとは関係のない蝉のお話しとなりましたが、エコハウスに無理やり結びつけると、気密性が高く遮音性に優れた建物であっても蝉の鳴き声は聞こえてきます。
それだけ大きな音で必死に求愛しているので、これからも蝉を応援しようと思います。
蘆塚
2025.07