人為的な気候変動

7月に入り暑さが一段と厳しくなりました。

先日、テレビを観ているとニュースで気温の話題をしておりまして、東京は100年前から比べると6月から8月の平均気温が4度程度以上、上がっているらしいです。

今、地球温暖化は世界各地で深刻さを増しており、ヨーロッパ各国で連日40度超えのニュースも聞きます。その温暖化に伴い大気中の水蒸気量が増え豪雨の発生も多発しておりますし、ホントに悪循環でこの先どうなっていくのか心配であります。

こういった現在の状況をフランス国立科学研究センターが「人為的な気候変動が集中豪雨につながった可能性がある」と暫定的な発表をしています。

人為的?確かにその通りで人間が便利さや快適を求め続けてきた事により、交通では車や電車、飛行機といった乗り物を利用し多くのCO2を排出しています。また、住まいやオフィス、商業施設といった建物では冷暖房や給湯、照明、家電、通信機器などなどを使用し、多くのエネルギーを必要とする環境になりました。

その他にも昔から比べると本当に様々な変化があり、人々にとっては便利であり快適になっていきましたが、一方で、地球にとっては大きな負担がのしかかっているように思われます。

その結果、地球温暖化というものを招き、今度は、それの影響によって快適さが損なわれていくという事態になっています。

こういう話をすると、「地球温暖化は周期によるもの」と一言で片づける人がでてきますが、私はそのようには思いません。もちろん、周期的な要素もあると思います。

しかし、冒頭で申し上げた東京の気温上昇4度以上というのは、地方とは異なり大都市ならではのヒートアイランド現象の影響や、人口密度の高さからCO2排出量も大きい事が安易に想像できますから、人為的な要素は有るものと考えます。

今回の“東京の気温上昇4度以上”というニュースは、私にとっては結構衝撃的で、これまで人々が環境負荷に対して真摯に向き合ってこなかったことのツケが、現在や未来に影響が出てきていると強く感じました。

人々は、これからも便利さや快適を求めていくのであれば、環境負荷について、もっともっと真面目に対策しなければならないと思いますし、それを少しでも軽減させる努力が必要です。

蘆塚

2025.07