前回のGW(ゴールデンウィークではなくてグラスウールです)についての続きをお話します。

裸のグラスウールの『施工性』ですが、経験が無い時は、多分、一番やりたくない断熱材かと思います。実際に、あしづかホームでも初めて施工する時は不安だらけでした。

と、言いますのも、最近でこそチラホラと同じような考えで施工される実務者の方がおられ、探せば、どのタイミングでも見学(関西エリアで)をすることが可能になってきました。それは、本当にこの1~2年の話で、その以前は施工現場が全然無くて、見学をすることすらなかなか出来ない状態でした。

実際に施工をする側としては、正確な情報なしでは新たな事にシフトチェンジするのは難しく、結局のところ多数が使用してる材料や工法を採用してしまうものです。

ましてや、裸のグラスウールの場合は、断熱メーカーの営業マンですら多くが「見た事無い」とか「関西では不要ですよ」といった調子でした。

しかし、私の場合は運が良かったのか、ある人との出会いがきっかけで、裸のグラスウールについて、色々と教わることが出来て、又、関東の方で幾つもの現場見学をさせて頂く機会に恵まれました。

そして、少しずつ知識が付くなかで、すごく施工精度が分かりやすく失敗の出来ない材料であると気付きました。言い方を変えると失敗の無い材料です。

同じグラスウールでも関西では袋入りの商品が大多数です。なぜかといいますと、施工が楽と思われているからです。

施工が楽 = 人気がある この理由には、性能を良くしたいという要素は一切ありません。あくまでも施工者の怠慢な事情です。断熱・気密の必要性を理解していないから“施工が楽”にはしります。恐らく、最近流行の吹付けウレタンフォームも同じような感覚で採用されているケースが多いように感じます。

断熱・気密を確実に行いたいという考えになったとき、今まで施工が楽と思われていた材料で現場の納まりを思案しながら施工していくと、実は、全然、楽ではなくて、むしろ難しいという事に気付かされます。逆に今まで難しいそうだなと思っていた裸のグラスウールを使用した方が確実な施工を行うことが出来て性能を確保できると考え方が変わります。

何より、施工精度が一目瞭然なので作業される大工さんはじめ係る職人さんの意識が高まります。

「急がば回れ」という言葉があるように、物事には、遠回りと思っていたことが、結果的に近道であったというのが身にしみて思えます。

あとは、ヨーロッパや北海道では、普通に行われている事が、関西では普通ではないという感覚や認識の違いが早く変わって欲しいと願います。

 

蘆塚