GX志向型住宅補助金終了について

8月に入り、相変わらず連日の猛暑でありましたが、ここ数日は梅雨のような天気で過ごし易い気温ですね。

それでも、最高気温30℃ぐらいはありますので、暑さの指標が昔とは変わってしまった感じがします。

さて、今回は7月22日に受付終了となってしまった“GX志向型住宅補助金”について触れてみます。

GX志向型補住宅助金ですが、受付が5月に始まりまして、5月、6月の申込状況からすると、7月中に受付終了するとは思いませんでした。それぐらい7月の中旬から申込みが殺到して、最後の数日は凄い数の申込みがあったようです。

最後の方は、数時間の差で申し込みが受付されなかったケースもあると思われますので、受付されなかった人にとっては何とも後味の悪い結果になった事は否めません。

今回、何故このような終わり方になってしまったのか?

今後もこのような方法で良いのか?非常に疑問が残るところです。

私は、以前にも、このブログで同様の事は書いておりますが、補助金は皆さんが納めている税金が財源であるので公平性がないといけないと考えています。

しかし、今回見て分かるように、補助金を受けられない方も多くおられて不公平な結果となってしまいました。

しかし、この結果は、予算をみれば当初から予想は出来る事ではあります。そもそも補助金を出す側の国の計画が甘いというか、良くありません。

皆が納めている税金で成り立っている補助金が、何故、一部の人に対して限定なのでしょうか?

例えば、激レアスニーカーの販売であれば、一企業の販売方法なので、小ロッドしか生産せずに希少性を高めて、ごく僅かな人の手にしか届かないようにするという手法は分かります。

しかし、補助金に関しては、該当する全員に届かなければ意味がありません。何故なら今回の補助金を出す理由として考えられるのは、先ず、脱炭素の観点から、断熱性能のレベルを上げる事、そして再生可能エネルギー利用の割合を増やすという事であるはずです。

それは、数を限定して行う事では無くて、出来れば1軒でも多く数を増やしていかなければならない政策でもあるのです。

にもかかわらず、少ない予算で数を限定するという事は本当に意味が分かりません。

また、補助の出し方も他の方法をとるべきかと考えます。今回の方法は、受付開始時期を定めて“早い者勝ち”という仕方です。この場合、提出書類に絡む書類を審査する検査機関等が一時期に業務が殺到し、混乱を招きます。今の社会では、ただでさえ“人手不足”や“働き方改革等”の理由で、その業務に対する負担が増えることと、昔より制限された勤務時間の中でその業務を捌くという事が難しくなってきています。できれば、通年受付で業務が分散するようにしていかないと、この業務に係わる人間は嫌な思いしかしなくなります。

もしも、来年以降も同じような補助を出すのであれば、この辺りをしっかり検証して制度を作り直して欲しいところです。

国の行う補助金は、GX志向型住宅補助金に限らず、その業務に係わる事務作業が非常に煩雑で面倒です。誰のために、そういうシステムにしているのかはよく分かりませんが、出来る事なら、住宅ローン減税のように該当する個人個人が確定申告で還付できるようにすれば簡単に済むはずなのですが...

でも、なかなか、そんな風にはならないんでしょう。でも、何とかして欲しいです。

とにかく、国の予算や都合で物事を決めるのではなく、利用する消費者の目線をもっと大切に検討して頂ければありがたいです。

蘆塚

2025.08