建物の価格について

お久しぶりです。GWが明けてバタバタとする日が続き、気づけば5月も中旬になっておりました。

さて、今回は新築住宅の建物価格について書いていきたいと思います。

新築住宅を建てる際には、性能やデザイン、又、使い勝手など様々な要素を気にしたり、拘ったりします。しかし、そういう事をクリアしても避けては通れないのが価格の問題です。

建物価格については、今から遡って約10年前の事を考えますと、2014年に消費税が5%から8%に上り、2019年には更に消費税が8%から10%に上がりました。5年間で税率が5%も上がっており、全く同じ建物価格であっても時期の違いだけで、3000万円の場合で150万円もの差が出来てしまったのです。

更には、2020年から始まったコロナ禍によって皆さんご存じのように、あらゆるものの物価高騰が起こり、建築資材も大打撃を受けました。最近では、以前と比べると高騰の仕方は、少し落ち着きましたが、未だ高騰しているものもありますので、今後、以前のような価格に戻るようなことは無いと思われます。

その2020年からの物価高騰によって、建物価格は大幅に価格が上がる事になりました。

感覚的な話にはなりますが、消費税が未だ5%の時代は、ローコスト住宅と呼ばれるジャンルの建物は、新築の木造2階建てで2,000万円あれば建てられるというイメージでした。

それが、今では、そのローコスト住宅と呼ばれるジャンルであっても2,000万円中盤から3,000万円ぐらいといった感じに変わっており、30%~50%ほど価格アップしたと思います。

その価格アップした内容は、消費税率が上がった事や、物価高騰した事が割合として大きく占めるのですが、他にも理由が考えられます。

その理由について、次回に続きを書かせて頂きますので、引き続きよろしくお願いいたします。

蘆塚

2025.05