岡山でパッシブハウスを見学 続き
連日、厳しい残暑ですが、この暑さは一体いつまで続くのでしょうか?
もう少しで9月ですから、せめて35℃は下回って欲しいですね。
さて、前回の続きで岡山で見学させて頂いた建物のもう1棟の事を書かせて頂きます。
そのもう1棟とは、竹田建設さんの『児島パッシブハウス』(PH認定申請予定)になります。
こちらの建物については、設計は大阪府のアトリエさんかく建築設計事務所さんが行われています。
竹田建設さん、アトリエさんかく建築設計事務所さん共に、パッシブハウスジャパンの入会されてからは1年程ですが、既に認定物件を竣工しています。
本当に、このスピード感が素晴らしいですし、こういうところは見習わなければいけないと思います。
そして建物も素晴らしかったです。小高い立地が活かされた設計でロケーションも良く、常に楽しく過ごせそうなお家でした。
また、マニアックな部分ではありますが、今までのパッシブハウスでは、あまり見たことが無いものにもトライされていました。
一つは、玄関建具が引戸でした。通常、引戸は仕組的に隙間が出来やすく、気密の上で不利とされています。そういう意味で、これまでメーカー側も高断熱の製品として引戸の販売を前向きには行ってこなかったです。しかし、数年前に、ユダ木工さんという広島県にある建具メーカーが、高断熱タイプの玄関引戸を販売しました。その事は、私も知っていたのですが、“引戸=気密が悪い”という認識から採用するという考えは全く無かったです。
しかし、この建物はパッシブハウス認定を目指す建物であるにもかかわらず、採用されて、かつ、気密測定においても基準内に収めているというので、本当にびっくりです。
二つ目は、アウターブラインドの取付位置です。アウターブラインドはヴァレーマといってドイツの製品が使われています。一般的に取付位置は、外壁に沿うように設置されますので、よくあるシャッターみたいなイメージです。
今回の建物は、ロケーションが良いという事で、『見晴らしの家』というサブタイトルがつけられているぐらい“見晴らし”に拘っておられます。
その為、LDKは2Fにあり、更には外へ繋がるベランダもあって、気持ちいい空間となっていました。
そして、アウターブラインドは何処に設置されているかといいますと、外壁沿いでは無くて、ベランダの外側です。画像でも1Fのアウターブラインド設置位置を確認出来るとおもいますが、窓からかなり離れているのが分かりますか?
因みに2Fは収納された状態で、天井にあるのが分かります。実は、この位置に設置されるのは珍しくて、私は初見でした。
設置されている様子は違和感なく自然に見えますが、通常は、この位置に設置する発想が、なかなか湧かないと思います。この位置に設置することで暑い時期でもベランダを利用できますし、これは大発見な気がします。
今回、2つの物件を見させて頂いて、今後の参考になる部分が色々とあり非常に勉強になりました。普段は、日々の業務に追われて、他のビルダーさんの建物を見せて頂く機会はあまりありませんが、やっぱり勉強する機会を得るという事は良い事ですね。
あしづかホームでも、今回、見学させて頂き学んだ事を活かせるように、これからも精進してまいります。
蘆塚
2025.08