年内最後の気密測定を行いました
今年も残すところ僅かとなりました。そんな折に年内最後の気密測定をさせて頂きました。
あしづかホームでは、これまで気密測定を数えきれないぐらい行っております。しかし、気密測定を行う日は、未だに毎回、「大丈夫かなぁ」と不安な気持ちになります。
現場の職人さんも、皆様、協力的に抜かりなく施工して頂いておりますし、使用する部材も信頼のおけるものばかりを選定しているのですが、それでも、人間の行う事なので、何か忘れてはいないだろうか?などと考えてしまいます。
裏を返せば、気密測定とは、どのような現場であっても測定するまで結果は分からないです。そして、測定結果はとても正直で、その結果がどうであれ、先ずは受け入れないといけません。
気密測定を行う意味を改めて考えますと、“建物の隙間がどれだけあるか”を確認するものです。その確認できた隙間には、様々な要因がありますが大きく分けると2種類です。
先ず1つ目は、施工による精度です。これは、まさにそのビルダーの技術力によって差が出る部分かと考えます。気密シートの施工状況や気密テープの貼り方ひとつ、また、配管周りの処理方法で微妙に数値へと影響しますし、そもそも勘所が分かっていないと、なかなか、結果に反映されない部分であります。
そして、2つ目は、使用する部材、材料等の選定です。これは、言わばビルダーの目利きという事になると思います。世の中には、数多くの部材、材料があるなか、カタログ数値や売り文句だけを頼りに選定しても、良い結果が得られるとは限りません。
気密測定を重ねて行っていく事で分かってくることも多々ありまして、メーカーや販売店の言う事を鵜吞みに出来ない部分もあります。
気密処理に対して真剣に向きあっていきますと、部材、材料を製造する側の本気度というものもが自然と見えてきます。
高額な部材、材料=測定結果が良い と、いう事では決して無く、現場の声をどれだけ拾えているかが重要です。
実際に現場で部材、材料の状況を確認している担当者がいるメーカーは、やはり良い結果に繋がっているケースが多いです。
あとは、施工する側も、その部材、材料に対しての特性を知りポテンシャルを十分に発揮させなくてはいけません。
実は、今回の測定現場では、初めて使用した部材がひとつあります。それは、玄関ドアです。
これまで玄関ドアは、スウェーデンを採用しています。その理由として断熱性能と気密性能が良く、デザイン性も良いからです。
私の中では、高気密高断熱住宅で使用するならば、スウェーデンドア一択かと考えておりました。逆に言いますと、代わりになるものがあまり見当たらないという事でもあります。
しかし、今回は数年前から少し気になっていた製品を「一度どうですか?」と勧めて頂く機会がありまして採用してみました。
その玄関ドアとは、国産メーカーでユダ木工という木製建具では有名な会社が製造しています。
製品名は“MIYAMA桧玄関ドアシリーズ(超断熱タイプ)”になります。断熱性能はU値=0.82W/㎡Kという事で申し分ありません。製品については以下リンク先をご覧ください。
高断熱の国産木製玄関ドア MIYAMA桧玄関ドアシリーズ(片開き)
ただ、採用する側からすると、いくらカタログ値の断熱性能が良くても気密性能については実際に施工するまで本当に分からないものです。
そういう意味で、今回の気密測定は、楽しみでもあり不安でもありました。しかし、結果として、その不安は全く当てはまらず、気密性能についても非常に優れていました。
国産メーカーの玄関ドアで、こういった良い製品がでてくると、ちょっと嬉しくなりますね。
今までスウェーデンドア以外の玄関ドアで納得できるつくりの製品を見たことが無かったので、今回、採用したユダ木工の玄関ドアは、メーカーがかなり研究をして製品開発を行ったのだと感じました。
今回は良い結果が得られて一安心ですが、そうではないケースも時として起こりうるので新たな部材、材料の選定は色々と慎重にいかなければならないですね。
蘆塚
2025.12




