エコハウスの空調
6月も終盤になりましたが、連日30度を超える暑い日が続きますね。
これぐらいの暑さになると、さすがにエアコン(冷房)を使っていないご家庭は無いと思います。そのエアコンですが、近年では、様々な方式での使用がなされているようですので、今回はその事について書いていきます。
従来の戸建て住宅の場合、各部屋に1台ずつエアコンを設置するというのが、当たり前であったと思われます。したがって、延床が30~35坪程度の一般的な間取であれば4~5台設置するというのが通常でした。
しかし、最近では建物性能向上もありまして、エアコンの設置台数は、1台や2台など大幅に台数が減ってきております。
もちろん、建物面積の大小によっても内容が変わってしまいますので、今回は30坪~35坪程度の3LDKや4LDKといった一般的な住宅としてのお話と致します。
先ず、エアコン設置台数を少なくしていくには、大前提として建物性能を高めていく必要があります。現在、あしづかホームの場合では断熱等級7を基準として建築させて頂くので、そのぐらいの性能であるとエアコン設置台数は1台が可能です。
それは、1台であるからといって業務用大容量のエアコンを設置するのではなくて、あくまでも家庭用のコンパクトなタイプのもので十分です。
ただし、その場合には、通常使用される壁掛タイプのエアコンでは無くて、ダクト式に対応したモデルが必要になります。
それは具体的にどのようなものかといいますと、あしづかホームではダイキン製のアメニティタイプを採用しております。
※参考までにアメニティエアコンのリンクを貼ります
アメニティビルトイン形 製品仕様 | ハウジングエアコン | ダイキン工業株式会社
この製品は一般家庭用になりますが、ダクト式のチョイスがございます。容量は10畳用から16畳用までの設定ありまして、エアコン本体から各部屋にダクト配管を施工して、夏場は冷気、冬場は暖気を送るという事になります。
因みに、換気システムに第1種のダクト式を採用する場合であれば、必ず各部屋への給気ダクトを設けますので、そのダクトを利用するという事が可能です。
そうする事によって、コストも削減できますので、凄くリーズナブルに全館空調を可能にしてくれます。
私の知る限りであれば、この方法が最も安価な全館空調であると思っています。
今回は、ここまでで、次回にもう少し続きの内容を書かせて頂きますので引き続き宜しくお願い致します。
蘆塚
2025.06