新たな動きがあった年

2020年はもう少しで終わりですね。

今年は、コロナに振り回された一年でした。もうこれは、どの業界も、どの年齢層も、どの場所も、とにかくジャンル関係なく世界全体が困る事態となり、まさかの年になってしまいました。

そして、私たちの生活習慣にも変化が現れて、マスク着用、消毒、ソーシャルディスタンスといったように色々と面倒くさい世の中にもなっております。

これは、来年以降もずっと続くのでしょうか?現時点では全く見通しがつかない感じなのが、又、悩ましいところです。

そういう、いわゆるコロナ禍で、あしづかホームの係わる住宅建築の環境にも色々と影響や変化がありました。

次の3つが私の印象に残った事柄です。

~材料が無くなる~

現在では影響がなく解消していることではありますが、3月、4月頃に結構困った問題でした。

私の知っている範囲では、便器など設備機器、建材メーカーの建具類、釘が主で、中国での生産ラインがストップした事による影響で市場から商材が無くなっていきました。

あしづかホームでも少なからず影響を受けて少し焦りました。今までも、震災などで同じようなことは数回経験していますが、やっぱり焦ります。

何時でもそうですが、こういう時に買いだめする業者が必ずでてきます。そういう行為が無ければ、そこまで大ごとにはならないと思うのですが、仕方ないのですかね???

~住宅に求めるもの~

ステイホームやテレワークといった、昨年まではそれ程意識していなかった事が、結構当たり前に行われるようになって、住居で過ごす時間が長くなられた人々が殆どではないかと思います。

そういう事もあってなのか、住居に対する要望の優先順位が変化しているように感じております。

例えば、熱い寒いの温熱の問題、換気や湿度の空気質の問題、書斎やワークスペースといった空間の問題という内容が今まで以上に重要性が高くなっていて、快適性のクオリティであったり、又、それが長期的に劣化しにくくロングライフであることを求める傾向が強くなりました。

これに関しましては、良い事だと思います。より、本質をつく人々が増えていき住宅のレベルアップにつながるはずです。

これは、世の中が求めているものと、あしづかホームがここ数年造ってきているものが結構合致してきたのかなとも思えます。

~エコハウス系ユーチューバーさん躍進~

この件も、ステイホームなどで在宅時間が長くなった影響もあると思いますがユーチューブをご覧になる機会・時間が増えているようです。

その関係もあり、エコハウスを推奨するユーチューバーさんが数人出現されているみたいで、春以降に問合せで来られるお客様の9割以上から、ユーチューブでエコハウス(高気密高断熱住宅)の良さを知り興味を持ったという内容をお聴きしました。

あしづかホームでユーチューブをやっている訳では無く、あしづかホームとは無縁の他者が発信しているユーチューブを視聴され、そして最終的にあしづかホームに辿り着くという本当に凄い事が当たり前におこっています。

これも、一昔前では考えられない“営業スタイル”?で、今の時代ならではと感心します。

業界のためにと、良い情報を解りやすく発信するという行動は素晴らしい事だと思います。

本来は行政やメディアがすべき役目なのかもしれませんが、そこがやらないからこそ、こうなってきたのか?時代の流れは面白いですね。

以上、色々とあった2020年のお話しでした。

来年は、どのような年になるのか?まだまだ不安の方が大きいかもしれませんが、少しずつでも平穏無事な世の中になることを望みます。

皆様も御身体に気を付けて頂いて良いお年をお迎えください。

蘆塚

2020.12