インフラは今のままで大丈夫か?

先日、関東を襲った台風15号の被害は甚大で今なお不自由な生活を強いられている方は多数おられ心痛みます。昨年も関西で同じような事が起こり、ここ数年で災害の規模が今までの感覚とは違ってきているのを本当に感じております。

そして、今回の台風15号の被害に関しては生活に欠かせない電力の供給がストップしてしまうという事態になりました。

このように台風の勢力が増しているのは、地球温暖化の影響も原因の一つといわれており、このまま温暖化が進むと当然ながら台風などの自然災害も今よりも規模を増していくみたいです。

これは、もはや他人事ではなく自分自身から真剣に温暖化について考え、行動をとっていかなければと改めて考えさせられます。私の場合は、仕事として住宅を建築させて頂く事がメインとなりますので、以前からお伝えしていますように、携わらせて頂く建物に関しては、少しでも省エネになる工夫や努力を惜しまず行っていく必要があると考えており、又、今回のように電力の供給がストップするような事が起こった場合に備えても対策を何か講じていかなければならない時期に、もう既になっているのかとも思いますので、そのあたりの設備なのか?仕組みを検討していきたいです。

ただし、電力などのエネルギーの問題は、個々の取り組みだけではどうにもならない事もあり、供給会社や国・自治体が早期にもっともっと将来を見据えたシステム、設備に転換していくように望みます。

いずれにしても今のままでは、この先々、災害やエネルギーに対する不安要素が多いので、先ずは、災害に強く、使用するエネルギーが少ない建物が必要であるという事は変わりありませんが、さらにエネルギー等のインフラが従来通りの形式にとらわれず地域ごとや町内レベルにまで分散されたりする方法も必要なのだろうと思っています。

蘆塚

2019.09